今までのストレッチではケガをする
こんにちは!
理学療法士のコバヤシです!
今回はストレッチをどのタイミングで
行うと効果的なのかを説明していきます。
ここで質問です。
あなたは練習前にどのようなストレッチを
していますか?
多くの方は
「体育の時間にやっているストレッチ」
を想像するのではないでしょうか?
実際にぼくが紹介してきたストレッチも
全てこのストレッチに部類されます。
これらのストレッチは
静的ストレッチと呼ばれています。
筋肉や腱を一定時間かけてゆっくり伸ばし、
筋肉の柔軟性を高める。
関節の可動域を広げる。
呼吸を整える。
などといった効果があります。
運動前には体を温めておかないととケガをする
と学校やクラブで教えられているにも関わらず
準備体操の時点で静的ストレッチ
ばかり行っていませんか?
静的ストレッチは確かに筋肉を柔かくします。
ですが、体を温める効果はありません!
つまり、
ケガの予防になっていない
ということです。
しかも、静的ストレッチをした後には
筋力が平均5.5%、
瞬発力は平均3%ダウンする
という研究が2012年に海外で発表されました。
つまり、
練習前に静的ストレッチを行うことで
ケガのリスクは増え、競技力は低下する
ということです。
今までケガしやすくさせるストレッチを
教えてきたのか!!
と怒りの声が聞こえてきますが、
そうではありません。
最初に話したように、静的ストレッチは
筋肉の柔軟性を高める。
関節の可動域を広げる。
呼吸を整える。
という効果があります。
つまり、静的ストレッチにより
練習後の疲れた筋肉を柔らかくして
固まった関節をほぐし、
上がった息を整えることができるのです。
整理体操にはぴったりです。
これを練習後や普段からしっかり行うことで
次の練習のケガを予防できるということです。
次回は練習前に行うべきストレッチについて
説明していきます。
ここまで読んでいただきありがとうございます!